従来のNISA・つみたてNISAが大きく変わり新NISAとして2024年からスタートします。NISA(年間120万、5年間)・つみたてNISA(年間40万、20年間)から、年間360万円、無期限の総枠で1,800万円(成長投資枠1,200万円、つみたて投資枠600万円)へと上限額が大幅に増額されます。
政府が「資産運用立国」を標榜し、金融機関と一体になって力を入れてきています。これについてはいろいろご意見があるかと思いますが、超低金利時代の今、10万円を定期預金に預けても利息は税引き前20円、税引き後16円しかつきません。過去には(1980年代末期から1990年代初頭)定期預金に預けると10年で倍近くになる時代もあったようです(年利6%なので正確には12年かかる)。私が中高生の頃ですのでもちろんその恩恵には預かっていません。
もちろん株式や投資信託といった金融商品にはリスクが付き物です。そのリスクについては理解しておく必要があります。しかし、「貯金」では昨今の円安や物価高で本質的な価値は下がる一方です。
新NISAが始まるのを機に信託報酬(投資信託を運用・管理してもらうための経費)を引き下げる銘柄も出てきているようです。この機会に少額からでもコツコツ投資を始めてみてはいかがでしょうか。